寒い日が続きますね。風邪などひいていませんでしょうか。
もし風邪をひいてしまったら、大好きなお酒も控えなければいけません・・・
と、思ったら、風邪に効く酒があるらしい?!卵と日本酒で作る、昔ながらの「玉子酒(たまござけ)」。
今回はそんな玉子酒の作り方をご紹介いたします!
本当に効くの?玉子酒
日本には、風邪に効くとされる民間療法のようなものがたくさんあります。
薬に頼らず身近な食材を使って症状を和らげようとするものです。
科学的な効果は実証されていないことが多く、ずうっと昔から伝えられてきた方法なので、なんらかの効果があると信じたいところです。
おばあちゃんの知恵袋とも言いますね。
例えば、風邪を引いたらネギを首に巻くといった謎行動から、大根飴やはちみつ生姜湯などの食べ物も有名です。
※ネギは「殺菌」「消炎」の効果があり、鼻や口からほんのり効能を吸引します。
そんな中で、お酒好きにおすすめしたいのが玉子酒。
日本酒効果で体もポカポカ温まるため風邪に良いと言われています。
卵はもちろん、日本酒にも栄養が多く含まれているので滋養効果が期待されます。
おいしい玉子酒の作り方
ちょっと手間がかかるけど、何度も失敗を重ねてたどり着いた私なりの超おいしい玉子酒のレシピを紹介します。
【材料】
新鮮な卵:1個
日本酒:200cc程度
砂糖orはちみつ:大さじ2杯
【道具】
カップ
スプーン
茶こし(またはザル)
漉す時に使う器
鍋
日本酒はなんでもOKですが、できれば熱燗向きのお酒のほうが良いと思います。
卵と混ぜてしまうので、高級なお酒はちょっともったいないかもしれません。
今回使用した日本酒
私はこちらのお酒を使用。普通に飲んでもとっても美味しい、熱燗向きの「玉乃光」。偶然ですが、玉子酒に合いそうな名前・・・。
1:卵をよく混ぜたあと、漉(こ)します。この一手間で滑らかな口当たりに
美味しい玉子酒を作るためには面倒でも漉すことを強くおすすめします!! よく混ぜされた卵を茶こしに通して濾します。茶こしがなければ目の細かいザルでもOK。 卵は熱すると固まるので、温かい日本酒と混ぜたときに固まり、ザラっとした口当たりになってしまうのです。
2:日本酒を鍋で加熱します
小さな鍋に日本酒を入れて、弱火で加熱します。沸騰しちゃってOK。お好みに合わせてアルコールを飛ばします。
注意1:ラップをせずにレンジでの加熱は危険です。爆発しました。
注意2:必ず弱火で温めます。強火だと鍋の中のアルコールに火が移り、燃え上がります。
3:卵液に温めた日本酒を少しづつ加えながら混ぜます
一度に加えると卵が固まるので少し加えては良く混ぜ、を繰り返します。サラサラになってきたら残りを一気に入れてもOK!
4:ハチミツ、またはお砂糖を加えます。
おすすめは大さじ2杯程度のハチミツ。
入れすぎかな!?って思いますが、意外とそんなに甘くならないので多めがオススメです。味見しながらお好みの甘さに整えてください。
5:できあがり!
もし出来上がった玉子酒がぬるすぎたら・・・?
ラップをしてレンジで30秒程度温めます。温めすぎると爆発(突沸)します。 卵が固まってしまうので、口当たりが悪いようでしたらもう一度漉しましょう。
やっと完成!どんな味?
ひとことで言うと、ほっこり。
まろやかで甘くって、懐かしいような、ほんわかするお味です。
卵、日本酒、はちみつのそれぞれの味は強くなく、見事に溶け合って優しい味になっています。
そして日本酒効果なのか、ぬるめのわりに身体の芯からポカポカ温まります。
アルコールをだいぶ飛ばしたので飲んでいるときのお酒感はあまり感じませんが、しばらくするとちょっと顔が赤く・・・
お子さんに作るときなどはしっかりアルコールを飛ばしたほうが良さそうです。
誰かに作ってあげたい、自分にも作ってあげたい玉子酒
本当に風邪に効果があるかどうかは別として、風邪をひいて弱っているときには玉子酒の温かくて優しい味が心に沁みます・・・。
「病は気から」といいますが、気持ちがほっこり温かくなることで元気が出てくるのかもしれませんね!
家族や友達が風邪でダウンしたときには手間と愛情をたっぷりかけて作ってあげたい、そんな玉子酒。誰かに作るだけでなく、自分のために手間をかけて作るのもいいかも。
ストレスの溜まったときや心が弱っているときに、ビールですっきり!じゃなくて玉子酒でほっこり。
ぜひ試してみてください。