オリ引き
お酒に含まれるオリを数日間静置し、沈殿させて取り除くこと。
お酒に含まれるオリを数日間静置し、沈殿させて取り除くこと。
上槽のあとオリ引きをせずにそのまま瓶詰めされたお酒。
絞ったお酒に残る米の破片や酵母のカスなど不要な固形物。
起源は江戸末期に遡る酒米。
酒母を仕込んでからしばらく低温に保つ期間のこと。
オリがらみとほぼ同義語。
長野で開発された酵母。
デンプンに水分と熱が加わることで軟らかくゲル状になること。
米を溶かしデンプンを液化する酵素。
春先に絞った新酒がひと夏を経ることで熟成し味わいを増すことをいう。
かつて灘の某大手蔵元が独占していた幻の酒米。
完成したもろみを絞り、清酒と酒粕に分けること。
貯蔵された酒に仕込み水を加えてアルコール度数を調節する作業。
おり引きの後に残っているおりを完全に除去する清澄作業。
三段仕込みの工程に、もう一度蒸米や麹を足して仕込む方法。
山おろしのこと。
本酒を作る時に使う、酵母を培養したもの。酒母のこと。
炭素濾過などして澱を取り除いた酒に活性炭をいれて余分な雑味や色を吸着させるが、これを一切しない酒。
蒸米を所定の温度になるまで空気によって冷却すること。
醪を避け袋と呼ばれるしぼり袋にいれて吊るし、重力で自然にたれてきた清酒を集める方法。
brewery year(酒造年度)の略。
水や湯などさまざまな小道具や布類を洗うのに使う平たい桶。
麹菌の菌糸の繁殖具合。
玄米を精米した状態の米。
味わいが濃厚でしっかりとした旨味を感じる日本酒。
熟成中の貯蔵酒の品質チェック。
味わいが濃厚でしっかりとした旨味を感じる日本酒。
斗瓶と呼ばれる18ℓの特殊な瓶に集めて、貯蔵された酒。
アルコール度約12%以下の酒。
醪を低温の状態で長期発酵させること。
喉ごしのすっきりとしたキレのある日本酒。
蒸し米に麹菌を繁殖させるために使用される麹カビを培養して乾燥させたもの。
酒造りのために蒸され、3つの用途(麹造り用)(酒母造り用(醪造りに用いられる掛け米用)に分けられる米。
上槽の中取りが出終わり、圧力をかけて絞ること、またそうして出てきた酒。
原則として製品を容器に詰めた年月を製造年月としている。
蒸し米に麹カビを繁殖させせ麹を作る作業。
米の中央部にある白く不透明な部分。
顧客が商品選びの基準にするべくメーカーが考え出した呼称。
米を蒸すこと、蒸しともいう。
約20℃の飲用温度、冷やのことを指す。
機械を使わず、自然の重力に任せる方式で搾られた上質な酒をいう。
酒母や醪の仕込みなど、酒造工程で使用する水。
醪を仕込む際、蒸し米と麹、仕込み水を初添え、中添え、留添えの三回に分けて酒母に加える製法。
酒を絞る際に使われた綿布。
米に麹菌を生やしたもの。
新潟、北陸を中心に栽培されている代表的な酒造好適米。
一般的に2年以上貯蔵されて出荷される酒を指すが、明確な規定はない。
酒造り終盤に、釜から甑を外す日。
大きな釜の上で原料米を蒸す大きな蒸篭。
水の中のカルシウムやマグネシウム量を表す数値。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が高い水。
麹造りに必要な原料米。
麹造りの際に使用される杉板でできた長方形の箱。
もみを脱穀して外えい、内えいなど取り除いた米の種子のこと。
精米した米に設定した比率の水を吸わせる作業。
秋になり酒造りのために蔵人が蔵へ集まってくること。
吟醸酒がもつ特有のりんごやメロンを思わせるフルーティーな香。
財団法人日本醸造協会が頒布している酵母。
天然の乳酸菌を取り込む、伝統的な酒母造りの手法。
天然の乳酸菌を取り込み、雑菌を排除して酵母を育てる酒母造りの手法。
麹菌の代表的な菌種。
ホーロータンクが開発されるまで、主に行われていた酒造りの伝統的な仕込み。
酒母や醪が出来上がってから使わずに置いておくこと。
洗米、蒸米を担当する責任者。
酒母や醪に使用される蒸した原料米。
大正11年に岡山県農業試験場で品種登録された酒造好適米。
3段仕込みの中で、初添と仲添の間に1日仕込みを休む日のこと
酒蔵の床土などに棲み着いている酵母。
杜氏の補佐役。麹や醪の責任者。
仕込み期最後の造り。その年度の酒造りを終える。
発酵を平均化させるために酒母や醪を混ぜること。
長い棒の先に小さな板をつけた道具。櫂入れに利用する。
5℃~10℃
-10度前後
厳寒気に醸造した酒をひと夏越して熟成させたお酒
20℃~30℃
30℃~35℃
35℃~40℃
10℃~15℃
40℃~45℃
-から+で表記される「甘さ」「辛さ」の指標。
55℃~
原料や米の磨き具合で分類される日本酒のタイプの総称。
15℃~20℃
45℃~50℃
酒の中の有機酸(コハク酸、乳酸、リンゴ酸など)の総量を示した数値。
穀類にカビを繁殖させたもので米のデンプン質を糖化させる役割を担う。
水や醸造アルコールを加えずアルコール度数を落としていないお酒。
華やかな香りと爽やかな味わいをもつお酒。
お酒の醸造元。その代表者を指すこともある。
杜氏のもとで酒の製造に従事する職人たち。蔵子(くらこ)ともいう。
精米歩合60%以下の高精白米を使用した固有の香味・色沢が良好な吟醸造りのお酒。
仕込み水のかわりに一部清酒をよういて造られるお酒。
利酒のための猪口。
日本酒の味わいを物理的・感覚的にみて総合的に見定める作業。
単一の酒蔵で造られた日本酒という意味を指す。
11月頃〜3月頃の厳冬期に行われる酒造りのこと。
湯煎などで温めた酒。
発泡性のある日本酒。
上槽後、タンクの中でしばらく放置しておりを沈殿させ上部の澄んだ部分と分ける作業。
絞られた後に残る白濁物質。
瓶から器に酒を注いだ直後に感じられる第一の香り。
5℃刻みで飲用温度に呼び名がついている。
醪の発酵中に高泡を発生しない酵母。
酒母や醪造りの発酵最繁期に発生する泡を壊すための道具。
酒中に含まれるエチルアルコールの量。
通称「アル添」と呼ばれる、上槽直前の醪に醸造アルコールを加えて酒質を調整する行為。
醪を絞った際に、最初に出てくる白く濁った酒。
酒母を仕込んだ後に蒸米などが水分を吸収して上面に溜まる。これを攪拌(かくはん)して糖化を促進させること。
アミノ酸の濃度を示し、旨味の濃淡の目安となる。
燗酒の温度。50℃~55℃。香りはシャープに、味わいはキレがよくなる。
糖度・アルコール度数・酸味・香りと複合的に合わさった個人が感じるもの。