昨今、世界的に有名になりつつある「枝豆」、みなさんはもう口にしたことがあるでしょうか?
2013年には「枝豆」がラーメンや天ぷらを追い抜きネット海外検索で第二位にあがりました。健康食として世界的な注目を浴びたことを皮切りに、「健康的な食べ物である」こと、「茹でるだけで食べられる」という気軽さ、また「誰が食べてもおいしい」という食べる人を選ばない点で注目されている枝豆。
今回はそんな枝豆のまめ知識や、知っておくとお得な情報なんかをご紹介しちゃいます。
そもそも枝豆って?
まだ枝豆を知らないよーって方、知っているし食べたことはあるけど、枝豆ってそもそも何?なんて方、いるかと思います。
「枝豆」とは、未成熟な大豆を収穫したものです。枝豆が成熟するとみなさんもご存知、豆腐の材料として有名な大豆になります。
「枝豆と大豆では色も見た目も違うじゃない!」そう、枝豆は緑で大豆は薄い黄色、見た目もさながら、味もまったく違います。 強いて言うのならば栄養価もちがうんです!
枝豆の栄養価とダイエット(ヘルシーさ)
枝豆は成長する(大豆になる)につれて栄養価が変わってきます。実はここに枝豆人気の発端となる「ダイエット効果」や「健康思考」が隠れています!
枝豆には、夏場人間の体に不足しがちなビタミンAやビタミンCなどのミネラルが多くふくまれているんです。つまり、枝豆を食べることで「夏バテ」なんて言葉を使わなくてすむんですね。
また、成熟した大豆よりも枝豆のほうが太る原因のタンパク質・脂質・カロリー(エネルギー)ともに半分以下!
皮ごと茹でていただく枝豆はナッツや一般のスナックのようにポイポイと口に放り込むことができず、皮から豆を出さないと食べられない一手間から過剰摂取も避けることができるとして、ダイエット効果も期待されています。
大豆と枝豆の栄養成分表
大豆(100g) | 枝豆(100g) | |
---|---|---|
タンパク質 | 35.3g | 11.5g |
炭水化物 |
28.8g | 8.8g |
脂質 | 19.0g | 6.6g |
植物繊維 | 17.1g | 10.1g |
ビタミンA | 12mg | 110mg |
ビタミンB1 | 0.83g | 0.32mg |
ビタミンB2 | 0.3mg | 0.16mg |
ビタミンC | 0mg | 30mg |
エネルギー | 433kcal | 135kcal |
100g中での栄養成分に大きな違いが見て取れます。枝豆の方が低カロリー!!枝豆は栄養価が下がる箇所も出ていますがビタミンAは100mgほど多くなっています!
枝豆の食べ方・料理方
さて、先ほども上げたように枝豆は皮ごと茹でて頂く食べ物です。
生じゃ食べられないの?と疑問に思う方もいると思いますが、「絶対に生では食べないでください」。実は生の枝豆には毒が含まれています。お子様がほしがっても生では渡さないでくださいね!
枝豆を食べるなら塩ゆで
肝心な枝豆の食べ方ですが「塩ゆで」が一般的です。
生の枝豆を皮ごと荒い、かるく塩で揉んだあとにたっぷりのお湯に塩をいれその中に枝豆をいれて茹でるだけ。簡単な上に短時間でお召し上がりいただけます。
茹でた後はあつあつでも美味しいですが、常温になるまで自然に冷ますと食べやすいです。
ここまでは一般的な食べ方ですが、日本ではちょっと違った枝豆の食べ方をすることも…。
枝豆の毛の処理
塩で揉むことはとても重要です。なぜなら枝豆の皮についている毛を取る事ができるためです。この毛を処理しないとチクチクします。処理済みの場合は軽く揉むだけで大丈夫!
冷凍枝豆をシャーベットのように食べる
SAKE蔵でもう一人のメディア担当「SAKAI」からのお勧めの食べ方を教えてもらいました!
スーパーやコンビニに売ってある冷凍された枝豆をそのまま食べる・・・だそうです(笑)
もちろんそのまま食べると固たいし中身の豆が出てきません。食べる直前に水洗い/お湯洗いで一度揉むそうです。面倒な時は皿に盛ってしばらく放置して食べているんだとか。
食感がシャーベットのようでほんのり甘口だそうです。気になった方は是非お試しください!
枝豆から作られる「ずんだ餅」の紹介
枝豆には茹でるだけでなく、他の楽しみ方、「ずんだ」があるんです。
簡単に説明するならば「餡」(クリーム)と言うべきでしょうか。
茹でた枝豆をすりつぶし、砂糖や塩で味付けした餅菓子で南東北を中心にした地域の郷土菓子になります。
他にじんだ餅、ずんだん餅、ぬた餅、ばんだい餅などとも呼ばれる地域もあるそうです。
ずんだ餅の他にも、誰からも愛される枝豆はポピュラーな食材であることを活かしてスナック菓子の材料や、すりつぶして牛乳でのばしたスープなどに使われることもあります。